今回のコレクションでは”グレーカラー“を基調とした新しいユニフォームを提案した。
普段HIDESIGNが手掛ける企業制服は、肉体労働を基軸とする”ブルーカラー“と知的労働を基軸とする”ホワイトカラー“に分類される為、新しい挑戦となった。
作業着をファッションとしてアレンジしている為、収納のバリエーションや配置が斬新である。
また素材に関しても他のショーではみることの出来ない特徴的なものであり、全ての人にとって最適なユニフォームを作りたいというデザイナーの想いが込められている。
デザイナー自身、
「都市環境に最適化出来るよう設計された衣服に、ユーザーにとって必要なツールを自由に収納する様相がファッションとして成立すれば、機能が装飾へと変容し、HIDESIGNならではの美しさが描けるのではと思っている。」と語る。
入り口では来場者一人一人がタイムカードを切る演出があり、個性溢れるクリエイティブなショーだった。
Text by Miku Kobayashi
