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執筆者の写真TO+NY Magazine

私とカール様

更新日:2019年2月28日



私はカール様に一度お会いしたことがある。

それは2005年の「V magazine 」のパーティーだった。


ファッションウィークのパーティーはいつもの如く、入り口には人集りで入れない。30分程待ってセキュリティーに入れてもらったものの、中には更なるドラッグクイーンの群れが会場を埋め尽くし、

私にとってはまるで初めて行ったディズニーランドのような光景。いやはや、都会のバーニングマンと言った感じ。


入り口の廊下でまず出会ったクイーンは、体全身メジャーで巻きつけ、顔にはカラフルなボタンがついたメイクとか、どんなところからこの発想が生まれるのか、ドラッグクイーンのミラクル仮装はもはやファッションを通り越した生きてるアート。

そんな中、やっと会場内に入ると、数百人の美しきドラッグクイーンのアリの巣のようにひしめきあっている!



しかも壁際には10人ほどのゴーゴダンサーがお立ち台の階段の上で踊っていた。

上を見上げると2階のVIPからドラッグクイーンの中山じゅんちゃんが



「こっちにおいでー」


と手を振っているではないか!






2階に続くVIPはひしめき合うドラッグクイーンの中央の螺旋階段。

そこを目指して向かった瞬間、入り口のドアからカール様が螺旋階段を上がって行かれる




次の瞬間、会場が山手線の朝の通勤ラッシュのように恐ろしいぐらいの人の津波が起こ理、人が一斉に螺旋階段の上にあるVIPを目指して突進。


私は即座にゴーゴーダンサーをかき分けて、階段をよじ登りVIPに強行潜入すると、なんと!VIPの中にさらなるVIPがあるではないか!

そこはさらに潜入が困難。


だがしかし、丁度私達が入り口であたふたしているときに、カール様ご自身が出てこられたので、写真をパチリ!パパラッチさせていただきました!


一生の思い出でございます。ご冥福をお祈りします。

Text @marijbrooklyn

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